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いつもの ごはんと、日々の あれこれ

自分を見つけて、できることをする。そんな自由の国 “クリスチャニア”

 

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“クリスチャニア” は、

デンマークの首都、コペンハーゲンの真ん中にある自治区。

 

70年代に、ヒッピーたちが作り上げたコミュニティが基となり、

今では独自の生活の基準・規律を持つ人たちの小国家になっています。

(このあたり、ポートランドっぽくもあり、アーミッシュっぽくもあります)

 

例えば、禁止されているのは・・

 

  ・暴力

  ・ハードドラッグ

  ・自動車通行

  ・犬を鎖でつなげない など

  

それ以外はほぼ、自由。

 

「ここはね、どんな人種でも、ヒッピーでも、お金持ちでも、貧乏でも、

 ジャンキーでも、みんなが自由で平等なの。

 みんなに居場所があり、どんな格好をしてもいいのよ。

 どんな人でも受け入れるの。どこにもなじめない人でもね」

 

まるで、天国のような場所。。

 

そんなクリスチャニアにも、

デンマーク政府との20年近い長い戦いがあり、

ときには銃撃戦にも発展。

そんな中、世論やアーティストたちなど、多くの味方をつけ、

国から土地を買うという条件で、決着がつく。

 

こうして、自治区として認められたクリスチャニア。

トップを持たず、すべて住民たちの話し合いで運営されるという。

住民同士の細やかなつながりで、日々様々な問題を解決していく。

 

できることは自分で、

できないことは知り合いやコミュニティーで解決する。

 

排除するのではなく、いかに共存していくか。

 

政治、経済、技術などが未成熟だった時代、

協力しながら生きていくしかなかった時代には

ごく普通だったであろうこと。

 

今そこに戻ろうとする小さなうねりが、

いろんなところに生まれているように思う。

 

教育の目指すところは、

「自分自身になること」

そんなデンマークの精神理念にもつながるクリスチャニア。

 

それが、世論を味方にした最大の強さかもしれない。

 

 

「クリスチャニア」では、持続可能な暮らしと民主的な価値観の中で

責任と選択が委ねられていて、

住民たちはここで暮らすことに誇りを持っている。

ここは光も闇も混在していて、私たちが暮らす社会の縮図のようだ。

 

 

クリスチャニア 自由の国に生きるデンマークの奇跡

クリスチャニア 自由の国に生きるデンマークの奇跡

 

 

 

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