矢野さんの曲が好きで、その中でも特別な曲
わたしが ここにいたことさえも
色褪せるでしょう かなしいけれど
忘れない 忘れない この家 この街
忘れない 忘れない
あの目を あの手を あの日を
(「また会おね」 作詞 / 矢野顕子 )
今まで、住む場所を転々としてきました
そのたび、なんとなく口ずさむ歌。。
住もうと選んだ場所、
というのもあるかもしれないけれど、
一度でも住んだ街のことは、今でも好きなまま
つらいことがあったって、八百屋へ行けば野菜が並んでいるし、
路地裏を歩けば、いろんな暮らしが垣間見れる
楽しかった思い出も、苦い思い出も、
その街に全部受け止めてもらったような、
あったかいものが残っている
いろんな街に住む、ということは
いろんな人に出会うことでもあって、
知り合った人は、その街の印象に重なる
住んだ場所、行った場所は、
いつの間にか自分の場所になる
どこにいたって、気持ちのどこかに残っている
まだ行ったことがない場所でも
大切に思う人がいる場所は、やっぱり大事な場所になる
いろんな人と知り合って、
近くも遠くも関係ない、
全部自分の大事な場所になる
対岸なんて、どこにもなくて
全部、こことつながっている
いろんなところで、いろんなことが起こって、
落ち着かなさと、安らぎとが入り混じって、
二つの気持ちを行ったり来たりする
そんな気持ちで、いつものように、
ごはんを作って、家族を送り出す
今日は、娘の小学校のプール開き
今朝、庭に水やりをしていると
名前も忘れてしまった花が、もう一輪咲いていました