図書館で借りてきた、花の本
『 ボタニカ問答帖 』
しぶい花の絵が表紙の本ですが、
中には うっとりするような
抱きしめたくなるような
美しい植物の写真とともに、
その植物がまるで役者のように
自らを語る楽しい本です
例えば・・
ビオラは、
『さばさばした女』
花の真ん中にある
ヒゲのような顔のような黒い線は、
蜜標(みつひょう)というもので
ここに蜜がありますよ、
と虫に知らせるためのものなのだそう
手早く虫に蜜を吸わせて、
受粉のための花粉を受け渡す
さらには自家受粉用の閉鎖花も
しっかり準備して、
保険もしっかり完備
花期が終わりに近づくと
蕾のまま咲かない花がちょこちょこあって、
栄養が足りてないのかなぁと思ってましたが
それにも ちゃんと理由がありました^^
可憐な見かけによらず、
なかなかのしっかり者です
見習いたい!
玄関で、たくさん花を咲かすビオラ
そう思って見ると、
花粉のある黄色い中心に向かって
ここよここよと言っているみたいです^^
花がらを摘むと
どんどん花を咲かせるのも、
より多く花粉を虫に運んでもらうための
大事な手段なのだなぁ、きっと
動けないからこそ
芽吹いた場所で、
どうやって最善を尽くし
タネを残すか
どの植物もそれぞれ知恵を絞っていて、
楽しく読みながら
その生態にうーんと唸ります
- 作者: 瀬尾英男,齋藤圭吾
- 出版社/メーカー: 京阪神Lマガジン
- 発売日: 2011/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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昨日は一日
家にこもっていましたが、
今日は、日が差して
土いじりにも散歩にもいい
お天気です〜^^