先日、買いもの帰りに
東山を ぶらぶら歩いていたら、
ちょっとおいで、と
おばさんに 呼び止められ・・
ふらふら見に行くと、
観光案内所で
おじさんが 笹で
バッタを 作っていました
この間の 新竪町のイベントでも
バッタ作りのおじさんがいましたが、
その方とは 違う方のようで
作風も、ちょっと違って・・
茎に止まった、バッタです^^
どこから来たの?
と 聞かれたので、
町の名前を言うと、
あっちの川の方だね〜
よく来たね〜と、
バッタを 一つ くださいました
金沢には、
大きな川が 二つ流れていて、
犀川方面と 浅野川方面に
なんとなく 別れています
犀川寄りに住む私には
浅野川が ちょっと遠いように、
こちらの方には、
犀川は ちょっとだけ
遠い場所みたい
浅野川沿いの東山も
私にとっては 日常から
ほんのちょっとだけ遠い場所です
それから
むかし一緒にいた人が住んでいた町で、
ちょっと なつかしい場所でもあります
いつも見ている
雄々しい犀川にくらべると
優しげな浅野川
男川、女川、と
それぞれ 呼ばれているのが、
よくわかります
雰囲気も、水源も違う
二つの川は、
それぞれが 並行するように
山間から 街へと流れ、
付かず離れずの距離を保ちながら
最後は 同じ海へ 注がれていく
趣きが 違うからこそ、
お互いが 引き立て合っているように感じます
最近、映画を観たり、
友だちと話しながら
夫婦の距離感について
一人で 考えることがあるのですが、
川を眺めながら、この二つの川の距離感は
なかなか 絶妙なのではないかと思う
先日観た 映画の
老夫婦の距離感も よかったなぁ。。
違って、当たり前
できることと、できないことを
お互いで補いつつ、
相手は相手、自分は自分で、
一つ屋根の下に 一緒に暮らす
夫婦だけでなく、
きっと いろんな関係に
当てはまることだと思う
その距離感が、
いつも なかなかむずかしいのですが
気持ちよい関係でいるには
そこが すごく大事なんだよなぁ。。
・ ・
東山の おじさん バッタは
テーブルに置いて・・
ちょっとの風でも
ゆらゆら 揺れるので、
ときどき ドキッとします。。^^