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いつもの ごはんと、日々の あれこれ

人騒がせな 父と、それを見守る 家族の気持ち

 

先日、母から 連絡があり・・

 

父が 夜中に血を吐いたので、

病院で 検査してもらうことになった

 

と 深妙な様子で、報告が来た

 

父は 今年で、78歳

 

なんとか

元気にやっているものの、

日に日に 老いを感じる年齢です

 

体だけでなく、

頭の方も ぼんやり

してきているようで、

ちょっと前の 出来事が

なかなか思い出せない 様子

 

話をしていても、

とぼけているのか

ボケているのか

よくわからない

 

父を見ながら、

人は こうして

老いていくんだなぁ。。と

 

母も 私も しんみり

感じるようになりました

 

 

そんな 父が

夜中に 血を吐いたというので、

いよいよ そういうことに

なってきたかと

少し 覚悟をしたものの・・

 

母は、どうもおかしいと言う

 

夜中に 血を吐いたというのに、

パジャマも 枕も

布団も 汚れていない

 

ゴミ箱を見ても

まったく 血の痕跡がない

 

母は 捜査官のように、

父の部屋を くまなく

探してみたものの、

証拠となるものは 何もなく・・

 

あるのは、父の証言のみ。。

 

ずぼらな 父が

きれいに 後始末するはずがない

 

もしかしたら

寝ぼけていたのかもしれない

 

家族の間で、そんな不可解な

空気が 漂いつつ・・

 

ともかく 父の検査結果を

大人しく 待つことにした

 

 

そして、数日後・・

 

やっぱり あれ

なんでもなかったわ、

と あきれた様子で

母から 連絡が来た

 

どうやら、やはり

父の 夢の中の

出来事だったらしい

 

私も たまに

リアルな夢を見て

現実と ごっちゃになりそうな

ときがあるけれど・・

 

歳をとったら、

その辺の 判断も

鈍くてしまうのかもしれない

 

まさかの 父の夢オチに、

家族で ガクッときたものの・・

 

ともかく、

何でもなくて 何よりと

みんなで 安堵した

 

 

まわりの 家族は

父の衰えを 日々

感じているけれど、

もしかしたら 本人が 一番

感じているのかもしれない

 

それで、そんな夢を

見たんだろう と思う

 

けれど、きっと こんな出来事も

一人だけ すっかり忘れて、

なっかったことになって

しまうんだろうなぁ。。

 

そうやって

忘れてしまえるのも、

もしかしたら

ありがたいことなのかもしれない

 

 

いいことも

そうでないことも、

うっすらと 遠くへ消え去って

ただ 今を生きている

 

老いを 直視し続けるよりも、

それは それで

幸せなことなのかもしれない

 

老いていく父を 見ながら、

ぼんやりと そんなことを

思います

 

 

・ ・ ・ 

 

 

ご覧いただき

どうも ありがとうございます^^

 

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