能登の大震災から、半年
今 どういう状況になっているのか
自分たちの目で 見てこようと、
車で 能登へ行くことに
のと里山海道に乗ると、
青い空と 青い海
以前と変わらない
風景が続きますが、
先に 進むに従って
あちこちに 地震の爪痕が・・
被害の様子は
画面を通して
何度も見ていましたが、
実際に 間近で目にすると
何も 言葉が出なくなる。。
輪島に着いて 街を歩くと
ほとんど 人影がなく、
多くの家に “危険”と書かれた紙と
住んでいらした方の
緊急連絡先が 貼られていました
観光地で、
きれいに 整備されていた
街の面影が 残りつつも・・
住む人の気配はなく
復旧作業も なかなか進まず、
時間が止まって
しまったかのように 静か
仮設住宅の周りにも
人影はなく、
外を出歩く人は
あまりいないようでした
ニュースで 何度も見た
5階建てのビルも、
まだ 手付かずで
ほぼ そのままの状態。。
火事で 焼けてしまった 朝市には
作業車が数台 動いていたものの・・
これでは 復旧に
どれくらいの時間がかかるのか、
気が 遠くなってくる。。
そんな もやもやとした
気持ちのまま 輪島を後にし、
七尾方面へ
途中、内海沿いの町を通ると
青々とした 田んぼが点々と・・
人と 自然が作った
風景を眺めていると、
少しずつ 気持ちが落ち着いてくる
七尾に入った後、
何度か 訪れたことがある
一本杉通りを見に行くことに・・
ここは 古くから続く商店街で、
有名な 和ろうそくのお店も
ありました
今は、近くの仮店舗で
営業されているとのこと
行ってみると、
店先には 以前と同じ
暖簾がかけられていて・・
中では、店主さんや 奥さまが
以前と 変わらない様子で
お店に立たれていました
店内には 全国から送られた
応援のメッセージが
ずらりと 貼られ、
海外で 日本の工芸品として
紹介された 新聞記事も
飾られていました
しばらく お店の中を見ていると、
テレビの取材班がやって来て
お客として カメラに映ってもいいか
聞かれました
どうやら NHKの海外向けの
番組に 使われるらしいので、
どこかで 一瞬 ちらっと
映るかもしれません。。
今回、能登を
まわって感じたことは・・
復旧が、思った以上に
進んでいないこと
先行きが見えず、
希望が持ちづらいこと
多くの人に
多くの支援が必要なこと
そんな中でも、
以前の姿を取り戻そうと
努力する人たちがいること
絶望しそうな中、
わずかながら
希望の光を見つけましたが、
個人の力だけでは どうにも
ならないことが たくさんある
そこが どうにかならないものか。。
そんなことを、
強く 感じました
・ ・
“ 高澤ろうそく” で、
買ったもの
お香と
手づくりの和ろうそく、
県内の工芸作家さんの作った
鉄の燭台
気持ちが 沈み込んだとき、
いい香りのするものや
人の手を感じるものは
やっぱり いいなと思いました
崩れてしまった
以前の建物は
そのまま使うのが難しいため
一度 取り壊されるそうですが、
出来るだけ 以前の姿に似た形で
再建されるそうです
・ ・ ・