十代のころ、
“ オリーブ ” という雑誌を
読んでいたこともあり、
ずっと パリに対する 憧れがありました
オリーブには
よくおしゃれな リセエンヌ(仏語で女子高生)
が出てきて、ファッションだけでなく
持ち物や、部屋の中、行きつけのお店、
食べるものまでもが おしゃれで、
田舎に住む 私は
いつも うっとりしながら
ボロボロになるまで 読んでいました
月に2回、
本当にペラペラの紙質だったけれど、
毎回プレゼントの箱を 開けるみたいに
ドキドキワクワクでした
東京へ行った時は、
オリーブに出ていた
お店ばかりハシゴしていたな。。
学校の勉強がまるで入らない
私の脳みそは、
オリーブに埋め尽くされていた、
と言ってもいいほど。。^^
そうして、自分の脳みそは
自分の好きなことしか入ってこないことを知る。。
大人になって
初めて一人でパリを散歩したときは、
目に入るいろんなものに興奮して
ここで 一生暮らしたい!なんて思いました
それから、ちょうど20年
パリに行くことはなく、
地元の金沢で暮らしはじめて
8年ほど 経ちました
古い建物や 小さな通りの多い街中は、
こじんまりとして雰囲気のあるお店が
ずいぶん増えました
新しいお店も、建物の古さを
生かしたものが多く、
それらが醸し出す雰囲気は
むかし憧れたパリと同じ においがします
昨日 覗いた、
インテリアショップ phono
北欧のアンティークが中心でしたが、
フランスのアンティークも
ミックスしたお店に
リニューアルされました
奥にある 古い蔵を
リノベーションしたスペースも、
いろんな場所、いろんな時代のものが
混じり合う、一つの世界になっています
いいですね。。
今は フランスのテイストが強めですが、
これから バランスをとりながら
ちょっとずつ 変えられていくそう
楽しみです^^
せせらぎ通りの
ひらみぱんの店先は、先日
職人さんが 何やらされていましたが、
草木が覆って
すっかり緑の壁になっていました
この勝手になっちゃった感を
自分でやるとなると、
何年もかかりそうですが、
これも 職人技ですね。。
同じせせらぎ通りにある
カフェ ASHITO は、
休息場所であり
刺激をもらえる場所でもあり
先日、すてきな
コーヒーチケットも買いました
常連さんの多いお店ですが、
ひとり旅に ふらりと寄るのにも
いいお店
若い店主さんをはじめ、
美味しいもの好きの人の集まるお店なので
ガイドブックにはなかなかのらない
いいお店を いつも教えてもらえます^^
コーヒー1杯で、
入ってくる情報量が すごいのです
パリに住むことは
もうきっとないのだろうけれど、
毎日のように、あっちへふらふら
こっちへふらふら散歩して、
顔見知りの人も増えて、
街がどんどん好きになりました
住めば 都(パリ?)って、ことかな
いいお店では、
いい時間と
いいお金を使えます^^