夕飯の準備が終わって、娘はコタツでグーグー。
夫の帰りを待ちながら、一人で読書。
病を抱えた老夫婦のロード小説です。
今、ちょうど100ページを読んだところ。。
なぜわざわざ旅行を?
答えは一つしかない気がする。
旅に出るのは、家のありがたみ、すばらしさを、忘れないため。
生活していれば、日々同じことの繰り返しになる。
でも、同じ、というのは、ひとつの罠でもあるのよね。
こだわりすぎると、ほかが見えなくなる。
最高の一瞬に気づかなかったり、そこにすら、たどり着けなかったり。
だから、旅に出る必要があるのよ。 (途中、中略)
自分の家をジオラマのように、上から俯瞰して見ると
部屋はほどほどにあったかくて、食べるものもある。
となりで娘がグーグー寝ている。
私は家で一人、家事をしたり、のんびりする時間が大好きだけれど、
それは「ただいま」と帰ってくる人がいるからだなぁと思う。
帰ってきた夫には、ついぶっきらぼうに「おつかれ〜」と言いながら、
のっそりコタツから出るだけなのだけれど。
旅に出るのも、「ただいま」と帰る場所があるから。
本を読みながら、そんなことを考えるこの静かな時間が、
私の今日の最高の一瞬かもしれないなぁ。。
この本が原作となった『ロング・ロングバケーション』。
こちらも、おもしろそうです。
。。と、ゆっくりしたところで、そろそろ夫の帰る時間です。