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いつもの ごはんと、日々の あれこれ

K i K U で、令和に生まれた アクセサリーを買う

 

先日の 金曜日

 

平日の 午前中の 

通勤時間が終わった住宅地は

歩いている人が ほとんどなく、

雨の中、傘をさして 私の前を

歩いている人は、一人だけ

 

上下黒い服の

明るい金髪の女の人が 一人

 

住宅地から

小さな商店街に入っても、

人けはなく ひっそりとしていて、

ちょっと前のイベントの

お祭りさわぎが、嘘みたいなくらい

 

つらなる小さなお店は

まだ どこも開店前の静けさ

 

どのお店にも

小さなショーウィンドウがあって、

そこに飾られているものを

ゆっくり眺めて歩くのが 楽しい

 

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アウトドアショップだけれど、

店主の方の趣味なのか

古いダルマさんが並ぶウィンドウ

 

靴職人さんのお店には、

可愛らしい子どもの靴

 

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刺繍作家さんのお店は、

ショーウィンドウが

そのまま作品みたい

 

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学生のころ

お洒落なカフェだった場所は、

今は、素敵なギャラリーショップ

 

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外国の童話の中で、

女の子がショーウィンドウに並ぶ

靴やドレスなんかを

ぼぉっと眺めて うっとりする

シーンがよくあるけれど、

この歳になっても

ウィンドウを覗いて

素敵なものがあると、

やっぱり うっとりする

 

自分には手が届かないものだったり、

年齢的にもう合わないものだったり

するものも多いけれど

 

今となっては、

世の中に手に入らないものが

たくさんあるということに

切なくなることもなく

 

むしろ 手に入るものは

そんなにたくさんは

ないことの方に、ホッとする

 

窓辺に飾られたものは、

きれいだったり、可愛いかったりして

きっと、ぴったりの誰かがいる 

 

 

一つのお店のドアの開く音が聞こえて

中に人が入っていくのが見えたので、

後について覗いてみる

 

いいですか?と聞いて

いいですよ、と答えたのは、

金髪の女の人でした

 

さっきは、

ちょうど出勤途中だったみたい

 

お店の中は真っ白で、

そこにアクセサリー、

カトラリー、食器などが

きれいに並ぶ

 

それから

音楽が鳴りはじめて、

お香の匂いも漂ってきて、

時計を見ると、11:00 少し前

 

お店のオープンより

ちょっとだけ早く入ってしまい、

私の前に入った人は

お店で働く職人さんのようでした

 

小さいお店だけれど、

奥では何人かの人が

働いている気配する

 

どれも手作業で 一つずつ作っていると、

さっきと別の男の店員さんが出てきて

教えてくれた

 

どうぞお手にとって、と言われて

じっくり眺めて、ときどき触ってみる

 

繊細なもの、クラシカルなもの、

無機質なもの、いろいろ

 

体育の先生がつけていたホイッスルに

そっくりのネックレスがあって、

体育の先生用としか思えず

休日にこんなのをつけている

体育の先生を一人で想像して

可笑しくなる

 

誰が考えたんだろう

 

“ K i K U ”

と いう名前の

このお店の主は、

彫金師の竹俣勇壱さんという方で、

彫金のかたわら、

日本各地で展覧会をされ

今 大変お忙しいのだそう

 

奥でも、職人さんが

せっせと作業されているけれど、

なかなか追いつかないらしい

 

静かだけれど、活気がある

 

アクセサリーも、

私のおこづかいで

買えるくらいのものがいくつかあり、

じっくり選んで 一つ買いました

 

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シルバーのチェーンに

ねじれた真鍮のトップがついた

シンプルなネックレス

 

子どものころによく食べた

こんな形のお菓子がありました 

 

このデザインは、この5月の

令和にできたばかりだそう

 

シンプルなシャツや

ワンピースに合わせたい

 

 

自分のおこづかいで

自分のための買い物をするのは、

やっぱり 楽しい

 

 

 

www.kiku-sayuu.com

 

 

 

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