娘の長靴のかかとに穴が空いてしまい、
新しい長靴を買いました。
シンプルで、丈夫で、履きやすく、できれば日本製。
欲しい長靴の条件を決め、ネットで1時間ほど探し、
アマゾンで注文すると、20時間後くらいに家に届きました。
こんなに早く届いて、返品も無料でOKな世の中が来るとは
ちょっと前は考えられなかったけれど、
出不精で、優柔不断な私には、とてもありがたい。
娘と一緒にお店へ行くとお互い目移りしてしまって、
一つのものを買うのにとてもエネルギーを使い
今晩のおかずはなんか買って帰ろうか〜となりがちなのですが、
人をあまり介さないぶん、とても淡々と必要なものが買える。
裏底もしっかりしていて、これなら穴も空きにくそうです。
ふだんあまりモノを買わないせいか、
娘は新しい長靴がとてもうれしかったようで、
しばらく鏡の前でファッションショーでした^^
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最近、私が近所のお店に行って買うのは、食材や日用品、
たまに花と本とオヤツを買うくらいで、
その他のものはほとんどネットで買っています。
ヘアカットも自宅でするようになったので、
近所にスーパーとちょっと大きめの本屋さんがあれば
私の生活はほぼ事足りるようになりました。
たまに街中で、イベントがあったりすると、
いそいそ出かけて、感じのいいお店で何か買うのは好きだけれど
それはモノそのものが欲しいというより、どちらかというと
そのお店の人の喜ぶ顔が見たいから、というところがある。
(なので、ほとんどが手頃な食べものや飲みものです)
これってちょっとさびしいのかなぁと思いつつも、
やっぱりもう、あまりモノはいらない。
そうなると、必要なお金はそれほど多くない。
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ひさしぶりに、吉本ばななさんの本を読む。
自身でされている有料メルマガが元なので、
おそらく出版社の意向などなく、思ったことがそのまま書かれている感じ。
すごくひさしぶりに会う友だちと、お互い変わらないな〜と思いながら
夜な夜なしゃべっているような親しみを感じます。
自分が日々もやっと感じることを、
この人はとてもはっきりきっぱりと感じる人のような気がして、
読んでいてスッキリする。
その場のムードに流されないで、
とりあえず返答したその返事に落ち着いてしまわないで、
自分はほんとうはいったいどう感じているの?
というのをいちいちしっかりわかりたい、と思う。
人一倍ムードに流されやすいからこそ、そう思う。
私からその「わかる」時間を奪えるものはなにもない。
国家だって神様だって、私に起こったできごとが
私の中にゆっくりと落ちてしみこんでいき、
ふんわりと発酵して姿を変えていく時間を奪えはしない。
それは生きていることの意味とほとんど同じものだからだ。
本の中に、ちょうどほしかった言葉がたくさん詰まっていて、
それにワクワクします。