青空が広がる休日
武家屋敷がならぶ長町へ
立派な武家屋敷の通りぬけ
行った先は、ひっそりと佇む “ 足軽資料館 ”
市内に残っていた足軽の
高西家、清水家の住まいが移築され、
当時の暮らしを見ることができます
ちなみに、平成6年まで
住宅としてそのまま使われていたそうです!
こちらは、清水家
ちんまりとかわいらしい平屋です
たしかに、子どもの頃は
町中にこんなお家がたくさんありました
案内板によると、間取りはこんな感じ
廊下はなく、部屋の仕切りは襖一枚
そこらじゅう、回遊できます^^
なんだかうちに、似ているな。。
玄関には
ちょうちん入れ、みの、すげ笠
壁には「弁当忘れても、傘忘れるな」の張り紙が・・
江戸時代から言われていたのかな
・ ・
一家団欒の茶の間は、ほんの4畳
箱膳がならぶ
シンプルなしつらいが、美しい。。
江戸初期の一日の食事は、
一汁一菜で、朝夕2回
一日3食になったのは、江戸中期から
お米はたっぷり食べていたそうですが、
つましい暮らしぶりです
・ ・
清水家の、流し(台所)の一角
立派なかまどと、行水桶
こちらは、高西家
木、石、土、縄 で つくられた生活用品
・ ・
“ あま ” と言われる、屋根裏収納
足軽の家は平屋の決まりで、
収納が少なかったため
ここに薪を置いたり
畳を敷いて、居室として使う家もあったそう
うちのロフトと、一緒一緒^^
・ ・
4畳半の、納戸 兼 寝室
押し入れはなく
箪笥と柳行李が置かれています
・ ・
家の中でいちばん広い8畳の座敷は、
主に接客用
左側には、床の間と押入れがあり、
正面には、縁側と小さな庭。。
とても、いい感じです
庭から、家を見たところ
いいですね。。
庭の大きさも、うちと同じくらいかな
足軽の庭は、観賞用ではなく
主に生活のため
果樹を植え、畑もしていたそう
敷地内では、柿がなっていました
他藩の足軽は長屋暮らしだったなか、
かぶき者 と呼ばれた前田のお殿様は
庭付きの一軒家を与え、
下級武士にも心くばりをしたそうです
なかなかの人情家だったのかな
そして、コンパクトな足軽の家は
明治以後の勤労者住宅の
モデルにもなったのだそう
家を建てるとき
モデルにしたわけではないのですが
見回すとわが家との共通点が多く
例えば・・
・廊下がない
・玄関横に台所
・屋根裏収納
・小さな庭と小さな塀
大きさも、
敷地面積(50坪)
建坪(20〜25坪)と、
うちとほぼ同じ
また、家計の足しに
内職仕事にも励んでいたようで
これも、おんなじです^^
さらには古地図を見ると、
うちの近辺には
やはり足軽たちが住んでいたようで。。
数百年経ったのちの平成の今
ここにこうして暮らしていることに
足軽との不思議なご縁を
感じずにはいられませんでした
やっぱり土地に、呼ばれたのかな?
江戸の慎ましい暮らしが
見られる、足軽資料館
年中無休で、入場無料なので、
機会があれば、ぜひぜひ!
日本と海外の観光スポットがいろいろ ♪