去年のいつ頃だったか、
なにげなく本屋さんに並んでいて、
タイトルを読みながら、これって私のこと?と思わず手に取った本。
表紙を開くと、
・・たしかに。
そうかもしれない。
ごきげんな気持ちで食べるごはんは
なんでもおいしくって、さらに元気が出てきますが、
どんよりした気持ちだと、味もどんより。
イライラしているときなんかは、もうほとんど味がしない。
お腹は満たされず、食欲は止まず、
気づけば腹10分目を超え、体がズシンと重くなる。。
まっすぐレジに向かい、家に帰って一気に読みました。
五感で感じる喜び。
食べるもの、食べること、に愛情を注ぐ。
どう食べるかが、何を食べるかにつながり、
扱い方や所作にも表われてくる。
生きる根本を大事にすることは
自分自身を大切に思うこと。
それが、心を強くしていく。。
小倉智子さんは
テーブルマナーや “食と生き方” について幅広く活動されている方で、
小さな頃から一日中、食べることについて考えて続けてきたそうです。
それはもうマニアックなくらい。。
その情熱が、食べることの根幹へと迫って、
毎日のごはんは、文字通り、
しあわせを噛みしめることなんだ、と気づかせてもらいました。
・ ・
ベストセラー。
土井善晴さんの本。
少し前に始まっていた “暮しの手帳” の連載がおもしろく、
発売を心待ちにして買いました。
1日1章ずつ、咀嚼するように、じっくり読みました。
つっかえていた物が、すっと流れていくような、
切れ味の良い包丁でスパンと切られたような気持ちよさ。
食べものを愛でることは、自然を愛でること、
そして生命を愛でる祈りのようなもの。
土井さんも、食べることを生きることにされた方。
淡々としつつも、普段のごはんへの深い愛情を感じます。
いま、この2冊を手にとって。。
いつもの食べものと読んだ本が、いまの自分をつくっている。
“ 同じ釜の飯を食べる ” 夫と娘と私。
日々、胃袋でつなげるのが私の大きな役目、と思っています。
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買い物途中の、川べりで。。
ゲートボールをする人たちとジョギングする人。
今日は、山も川もおだやかです。
ご覧いただき、どうもありがとうございます!